人生費用について

長い人生です。その人生を眺めてみると、現在から始まって将来にわたるまで、自分や家族がやるべきことというのがいろいろ出てきます。
まだ独身の人なら、これから結婚して家族を持つことになり、新婚さんなら、子供ができて家族を増やし、既に家族ならマイホームを購入したり、子供が自立していくまでしっかり育てなければなりません。
こうした誰もが体験するであろう出来事や目標をまずは時系列に書き並べてみましょう。それらを実現しようと思えば、その都度どうしてもお金が必要になってきます。つまりこうしたお金は人生計画の実行にむけた必要資金なのです。自分や家族をしっかり上手に運営させるための人生費用とも言えるでしょう。
「人生に必要なお金はいくら?」というような事務的なものではありません。こうした人生費用は、ライフプランのゴールまで設定して、その期間にどれだけ必要になるか、予算の見積もりをすることになります。各人が見積もりをした予算合計が人生費用となります。
物理的には「人生に必要なお金はいくら?」でも構いません。特に老後の費用は重要です。ポジティブに考えれば、自分自身の好きなことを好きなだけできる魅力的な期間です。しかし、その費用が必要です。
少子高齢化でもあり、現在の現役世代が老後を迎える頃には日本の人口の約40%が65歳になるとされています。当然、年金保険料を納める人たちが減少し、逆に増え続ける老人の生活を支える年金制度はどうなるのでしょうか?こうした老後に向けた年金以外の対策もしっかり視野に入れておかなければならないのです。